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【その2】2025.2.5

【その2】2025.2.5

昨日、昨年秋に採択されていた補助金事業の完了報告を提出してきました。

上限300万円、補助率2分の1の補助金でしたが、お客様側のちょっとしたハプニングもあり期限ぎりぎりの完了となったことから、正直ヒヤヒヤしました。

今回の教訓として、補助金の申請をするに当たっては、借り入れ、手持ち資金の別に関わらず、「事前に十分な資金を準備してから申請する。」ということです。

今回のケースでは、申請段階では支払い期限までに導入する設備費用を支払えると安易に考えていたところ、期限内に別途先行して支払いを要する事案が発生したことから、補助金対象設備を導入するに当たって資金がショートしそうだということになり、結局、設備導入工事が補助金要綱で定められた期限の1日前という、ぎりぎりのセーフでした。

もう一度おさらいしておきたいのは、「補助金は採択されたとしても支払いは後付け」ということです。また、基本的に消費税や工事費用分は対象外となる場合も多いです。

《 例 》

上限500万円、補助率2分の1の補助金支給を受けようとすると、消費税や工事費用を除いた金額のみが補助金対象となる場合では、

  1. ①設備代金1,000万円 + ②消費税100万円 + ③工事費〇〇〇円 = ④初期投資資金

補助金の振込みは、あくまで補助金対象事業の完了報告書を提出した後、つまり、清算払いとなることから、少なくとも補助金の交付に先立って1,100万円以上の資金が必要になります。

補助金対象事業完了の期限も限られており、期限内に完了できない場合は事前審査を通過していても当然失効となってしまいます。みすみすチャンスを棒に振ることがないよう、期限内に支払いが予想される他の事案も見据え、十分な資金を準備して臨むことが必要です。